禁煙100日を達成するとどうなる?体調の変化を解説

禁煙を始めてから100日というのは、大台と言えるでしょう。タバコを吸わなくなってから100日も経過すると、様々な変化が表れはじめます。変化を実感したという人も、決して珍しくはありません。では、実際にどういった変化があるのか、詳しく解説していきます。

禁煙100日目に起こる主な変化とは

禁煙を始めると、徐々に身体に変化が起こります。そして、禁煙100日が経過すると、その変化がより大きくなるでしょう。具体的にどのような変化があるのか、解説します。

ニコチン不足による離脱症状はほとんどなくなる

禁煙が辛いのは、タバコに含まれているニコチンを、体内に取り入れられなくなるからです。ニコチン不足になって、人によってはイライラしたり、常に不安を感じたりするようになります。その離脱症状は、禁煙を始めてから約2週間でピークを迎え、1ヶ月後にはおさまる場合が多いです。そのため、禁煙を始めてから100日後には、離脱症状をほとんど実感しない状態へと変化している可能性が高いでしょう。

心臓と循環機能の調子が戻ってくる

タバコの煙に含まれているニコチンと一酸化炭素は、人体に様々な悪影響を及ぼします。特に心臓と循環器への悪影響は、非常に大きいです。禁煙を始めると、心臓と循環機能はどちらも回復を始めます。回復が始まるのは、禁煙開始後から2週間経過してからで、3ヶ月後にはほぼ回復が完了します。したがって、禁煙100日目になると、心臓と循環器はニコチンの悪影響から脱していると言える状態に変化していることでしょう。

肺の機能も3割程度は回復する

禁煙をすると、呼吸器系への負担も減ります。肺の機能も、次第に回復していくでしょう。ただ、心臓や循環器とは違い、肺はタバコによるダメージを大きく受ける組織です。そのため、禁煙を始めてから100日後に肺が回復するのは、およそ3割程度までと考えておきましょう。それ以降も肺は、長い時間をかけて少しずつ回復していきます。

食欲がタバコを吸う前と同程度になる

禁煙を始めてから3日程度が経過すると、味覚と嗅覚が戻ってきます。そのため、日常の食事が美味しく感じられるでしょう。さらに、身体の代謝が良くなりはじめ、内臓の働きが活発になったりするため、食欲が増進されます。人によっては、禁煙のストレスから食事量が増えることもあるでしょう。そうして、増えすぎた食欲が通常レベルにまでおさまるのが、禁煙を始めてからちょうど100日が経過した頃です。100日前後までには、食べ過ぎるという事は少なくなるでしょう。

肌の調子が戻り始める

タバコを吸うと、体内にあるビタミンCが大量に消費されてしまいます。その結果、顔のシワが増えたり、眼のクマが大きくなったりするなど、老化が進行することが多いです。喫煙によって老化が進行した顔は、スモーカーズフェイスと呼びます。禁煙を始めてから100日が経過すると、そのスモーカーズフェイスの状態から、肌の調子が戻り始めている可能性があるでしょう。人によっては、喫煙前と大差ない見た目になるかもしれません。

禁煙100日を達成するとどうなるのか

禁煙を始めてから100日を達成した時の変化は、様々な良い結果をもたらします。その中でも特に魅力的なものについて、説明していきます。

タバコに支配されない生活ができる

喫煙をしていると、タバコを吸わないと離脱症状が出るため、常に吸い続けなければいけません。そのため、タバコ中心の生活になりやすく、仕事やプライベートに支障があるでしょう。禁煙を始めてからも、しばらくはタバコを吸いたいという気持ちに支配されるはずです。そのようなタバコに支配される生活が終わりを迎えるのが、禁煙後100日を達成した時期です。タバコを吸いたい気持ちが中々なくならない人でも、100日目には気持ちが薄れ始めているでしょう。

喫煙前と同じような食事を楽しめる

禁煙を始めたら、早い段階で味覚と嗅覚がダメージから回復するので、食事を美味しく感じられます。けれど、禁煙状態を維持するのが精一杯で、食事に意識を向ける余裕がないという人も多いでしょう。ストレスで暴飲暴食になってしまうこともあり得ます。そのような人でも、禁煙開始から100日が経過すると、喫煙をする前と同じような、健康的な食生活を楽しめるはずです。

身体を動かしても疲れにくくなる

喫煙をしている人は、循環器と呼吸器がどちらもタバコによるダメージを受けているので、運動機能が大幅に低下します。走ることはもちろん、歩くだけでも苦しい思いをする人は多いです。禁煙を始めて100日が経過すると、循環器は運動が楽しめる程度まで回復する上に、呼吸器も完全ではないですが、ある程度は回復する可能性があります。そのため、身体を動かしても疲れにくくなるでしょう。運動が趣味の人は、パフォーマンスが上がったと実感できるかもしれません。

周囲の人からの印象が良くなる

スモーカーズフェイスは、実年齢よりも老けて見えたり、目つきが悪くなったりするため、対面する人に悪い印象を与える恐れがあります。スモーカーズフェイスの状態から肌の調子が戻ることで、周囲の人からの印象が良くなるでしょう。また、禁煙を始めてから100日も経過すると、服に付いたタバコの臭いや、口臭もある程度緩和されるはずです。よって、タバコの臭いが苦手だという人からの印象も、良くなる可能性があります。

禁煙のモチベーションが高まる

禁煙を始めてから100日というのは、切りが良いタイミングです。とりあえず100日を目指して、禁煙を頑張るという人も多いのではないでしょうか。そして、100日というのは、決して短くはありません。長い100日の間、タバコを吸わずに我慢できたということで、自信が生まれます。その自信が、これからも禁煙を続けようというモチベーションに繋がるはずです。禁煙を成功させられるかどうか不安に感じていた人も、「100日頑張れたのだから、これからも頑張れる」と思えるでしょう。

100日目以降も禁煙を続けるコツ

タバコを吸わなくなってから100日経過したら、禁煙はほぼ成功に近いです。しかし、ヘビースモーカーだった人や、タバコを吸うことが習慣になっていた人は、ふとした瞬間に喫煙の誘惑に負けてしまうかもしれません。そうならないように、100日目以降も禁煙を続けるコツを紹介します。

タバコに近づかないようにする

100日目以降も禁煙を続けるために最も重要なことは、タバコに近づかないことです。1本たりとも吸ってはいけません。また、副流煙も大敵です。せっかく100日かけて抑え込んできた、タバコを吸いたいという衝動が、副流煙で呼び起こされてしまう恐れがあります。そのため、会社や飲食店などの喫煙スペースは、避けて通った方が無難でしょう。また、タバコを吸っている人が、タバコの臭いを漂わせたり、タバコを分けてくれようとしたりする恐れがあります。よって、完全に禁煙が成功するまでは、遠ざけた方が良いかもしれません。

タバコを吸う習慣は電子タバコNONICOでカバー

禁煙を始めてから100日が経過すると、タバコを吸いたいという衝動はほとんど生まれないでしょう。ただ、日常的にタバコを吸う習慣が身に付いていた人は、100日経ってもその癖が抜けきれない恐れがあります。そのような人には、NONICOの使用がおすすめです。NONICOはあくまでも電子タバコであり、本物のタバコとは違います。タバコを吸いたいという衝動を呼び起こすニコチンも含まれていないので、習慣的に使用しても特に問題はないでしょう。

そして、本物のタバコに近い、苦味を再現しているという特徴があります。そのため、タバコを吸っているような感覚になりやすいでしょう。したがって、タバコを吸いたいという衝動が生まれる場合に、禁煙継続のサポートとして使用すると良いでしょう。喫煙に近い吸うという行為と、タバコを再現したフレーバーの苦味で、吸いたい衝動を少なくできるはずです。

ストレスを溜めないこと

喫煙をする習慣がある人は、ストレスを解消するためにタバコを吸うことが多いです。タバコを吸わないことでストレスが溜まり、そのストレスを喫煙で解消するという悪循環に陥っている場合も珍しくありません。そのような人は、禁煙後100日が経過しても、強いストレスが溜まると、ストレス解消のためにタバコを吸ってしまう恐れがあります。そうならないために、ストレスは日常的に発散するようにしましょう。スポーツをしたり、誰かに愚痴を聞いてもらったり、趣味に没頭したりするなど、何かストレス解消ができる方法を見つけることが望ましいです。

100日を過ぎた後もしっかり禁煙を継続しよう

禁煙後100日というのは、ある程度安心しても良い段階と言えるでしょう。タバコを吸いたい気持ちは、禁煙を始めた頃より少ないはずです。そして、身体が健康になったと、実感できる人も多いのではないでしょうか。ただ、完全に安心できるレベルとは言えず、つい1本タバコを吸ってしまうだけで、喫煙生活に戻る恐れがあります。そのため、意識をしっかり持って、禁煙を続けましょう。

関連記事

  1. 禁煙成功の平均期間は?禁煙を成功させるコツ

  2. 禁煙は筋トレにいい?喫煙が筋トレに与える影響とおすすめのグッズ

  3. 禁煙すると眠くなる?眠気を軽減する方法も解説

  4. 禁煙で辛い時期はいつ?ピークと対策方法

  5. タバコの代わりに使える禁煙グッズ!人気アイテムを紹介

  6. 禁煙で太る?理由と簡単にできる改善方法