禁煙デーとは?目的やその日にすること

喫煙は様々な疾患の発症リスクを増大させるため、世界的な規模で禁煙が推奨されています。一方で禁煙を続けるには正しい知識と強い意思が不可欠と言えるでしょう。ここでは禁煙デーが設けられた理由や目的、禁煙を長続きさせるコツについてお伝えします。

禁煙デーが定められた理由や目的について

最初に禁煙デーの理由や目的を解説していきます。

WHOが定めた禁煙を推奨する記念日

禁煙デーとは、WHOが禁煙の推奨を目的に定めた記念日です。1970年に初めて、タバコ対策に関する世界保健総会決議が行われました。この決議は国際機関がタバコの有害性を正式に認めたものとして、大きな意義があると言えるでしょう。1989年からは毎年5月31日が世界禁煙デーと定められ、喫煙をしないことが社会の一般的な慣習になるよう、様々な啓発運動が行われるようになりました。日本もWHOが定めた世界禁煙デーに倣い、1992年に5月31日から一週間の日数を禁煙習慣と定め、禁煙を促す運動を行っています。

喫煙の有害性が軽視されていた事実

人類がタバコを吸うようになった時期ははっきりしていませんが、南米の古代マヤ文明の時代にはすでに喫煙の習慣があったとされています。当時のタバコは宗教的な儀式や医療行為に用いられていましたが、これはタバコに含まれるニコチンが眠気を減らし、意識をはっきりさせる効果を持っていたためです。

現代のように嗜好品として広まったのは16世紀ごろと言われています。当時からタバコを吸いすぎるとせきや痰が出たり、呼吸が苦しくなる症状が確認されていましたが、個人の体質によるものと軽視されていた事実は否定できません。また、映画やテレビの影響でタバコをくゆらせる様が格好いいと、好意的に評価されていたこともあります。

タバコは子供が吸うものではないとの認識は古くから広まってはいましたが、即座に重大な健康被害に見舞われるわけではないため、所持や使用が厳しく制限されていなかったのも事実です。成人でも航空機の内部や病院で喫煙するのは珍しいことではなく、狭い室内がタバコの煙で薄暗くなるのも稀ではなかったとされています。タバコによる健康被害が軽視されていたことが喫煙の慢性化を招いたと言えるでしょう。禁煙デーが定められたのは肺ガンなど、喫煙が起因とされる健康被害の件数が急増したためです。単に禁煙を促すだけではなく、タバコの有害性を正しく知ってもらうことが記念日を定めた主な目的と言えるでしょう。

禁煙デーを活かした禁煙のPR活動の詳細

それでは、禁煙デーを活用した禁煙のPR活動はどのようなものがあるのでしょうか。
いくつかあるので詳しく解説していきます。

国際機関による記念日は強い説得力を持つ

世界禁煙デーは個人を相手に禁煙を促すだけではなく、大々的な禁煙PRを行うのに活用できます。禁煙を促すのは健やかな暮らしを目的とした健全な啓発ですが、一方で人によっては頭ごなしに禁止されると感じる可能性は否定できません。この場合、個人が禁煙を促すよりも、WHOのような大きな組織が禁煙デーを定めた方がより効果的なのは否定できない事実です。同じ文言でも個人より国際機関の方が信憑性が高く、受け入れられやすいと言えるでしょう。WHOも国際機関が定めたことを強調して禁煙を促すのは間違ってはいないと推奨しています。

様々な場で禁煙をアピールする

禁煙はタバコを吸う人の努力ももちろんですが、周りのサポートも重要です。禁煙を挫折しそうになった人は全力で支え、成功に向けて共に歩む姿勢が求められます。家庭や職場、自治体など人の暮らしと密接に関わる共同体において、喫煙者が禁煙を決めて成功を目指すように促すのは喫煙者だけではなく、共同体を形作る多くの人々の健康も守ることに繋がると言っても過言ではありません。禁煙アピールは日常会話から職場での通達、自治体の広報活動など様々な方法があります。

禁煙デーをきっかけに強い意思を育むことが大切

世界禁煙デーをきっかけに禁煙を始めるのはすばらしい行いと言えるでしょう。国際機関が定めた記念日を最初の日とすることで自身にプレッシャーをかけ、絶対に禁煙を成功させると覚悟して臨むことができます。

また、親族や友人に知ってもらうのもひとつの方法ですが、あまり自身を追い詰めると逆効果になりかねません。いきなりタバコに関する一切を絶つのではなく、徐々に関わりを減らして心身に負担をかけないように続けるのが上手なやり方です。

禁煙を長く続けるコツについて

禁煙を長く続けるにはコツが必要です。ここでは禁煙を続けるためのコツを紹介していきます。

禁煙を苦痛に感じさせない工夫が不可欠

禁煙を失敗する人の多くはタバコを吸えないことで苦痛を感じる共通点があります。タバコに含まれているニコチンには強い依存作用があり、体がタバコに慣れている状態でいきなり禁煙すると強烈な不快感に苛まれてしまう事実は否定できません。タバコを吸うのは体にはよくありませんが、嗜好品を急に絶ってしまうのも考えものです。心身に不快感が生じない程度の量だけ、少しずつタバコを減らすのが無難でしょう。

代替品で気を紛らわせる

飴やガムなどの嗜好品をタバコの代替品にする方法は古くから知られています。常に何かを口に含めることで寂しさを感じにくくなり、次第に喫煙量が減る仕組みです。代替品は安価で購入できるのも利点ですが、必ず禁煙に役立つとは言い切れません。飴やガムはあくまでもお菓子であり、タバコとは風味がまるで異なります。そのため、タバコの味に強くこだわる人には不向きな方法です。また、大抵のお菓子は糖分や脂肪分が多く含まれているので、太ってしまう可能性も否定できません。

禁煙用のガムを使う

禁煙用のガムは単なる嗜好品とは異なり、微量のニコチンが含まれています。タバコの本数を減らすのと同じ要領であり、吸引するニコチンを少しずつ減らすことで禁煙の成功を目指します。お菓子の飴やガムよりも効果的と言えますが、やや割高なので金銭の負担が大きくなるのも事実です。また、微量であってもニコチンが含まれているので、禁煙はできてもガムは手放せなくなるおそれがあります。

周りの人に止めてもらう

禁煙は自分の意思だけでは長続きさせるのが難しい問題があります。親族や友人など、身近な人に止めてもらうことでスムーズな禁煙を期待できますが、自分ひとりのわがままに他の人を付き合わせる形になるので、相手への配慮を忘れてはいけません。   

電子タバコを使った禁煙の方法

電子タバコは専用のカートリッジでリキッドを加熱し、発生した蒸気を吸引する嗜好品です。タバコの名称が使われていますが、ニコチンやタールは含まれていません。
カートリッジを扱う仕草が喫煙と似ていることから、禁煙の手助けとして用いられることもあります。
電子タバコのNONICOはニコチンもタールも含んでいませんが、一般的なタバコのように強いメンソール感を感じさせるのが特徴です。電子タバコなのに紙巻きタバコのような爽快感と力強い後味を感じさせることから、減煙を考えている人には最適な代替品と言っても過言ではありません。
風味はメンソールをベースとした、清涼感を楽しめるクールやしっかりとした香りが魅力的なストロングなど複数用意されています。

電子タバコはあくまでも嗜好品の一種であり、必ずしもすべての人が禁煙できるとは限りません。しかし、紙巻きタバコと比べても遜色のない美味しさを堪能できるのも事実であり、他の方法では禁煙が長続きしなかった人にこそ、おすすめできるでしょう。

無理のない方法で禁煙を続けよう

禁煙そのものは決して難しくありませんが、長続きさせるのは容易ではありません。無理に続けてもストレスが溜まってしまい、却って体調を悪くするおそれもあります。電子タバコのNONICOを上手に使いこなすなど、禁煙を楽しむのが長続きさせるコツです。

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