禁煙をしたいと思っても「禁煙すると太るらしい」「禁煙にもデメリットがあるのでは?」と、なかなか踏み切れずにいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、禁煙によるデメリットについて解説します。後半では禁煙のメリットについても紹介するので、禁煙をお考えの方はデメリットと合わせて最後までご覧ください。
禁煙によるデメリット6選

禁煙を開始すると、わずか20分ほどで身体はダメージから回復し始めます。しかし、同時に血中のニコチン濃度が低下することから、「タバコを吸いたい」「イライラ」「集中困難」などの離脱症状が出現します。
メリットが多いとされる禁煙ですが、ここでは禁煙による身体的および精神的なデメリットについてみていきましょう。
- 体重が増える
- タバコで気分転換を図れない
- 離脱症状がつらい
- 禁煙に失敗をすると自信を失う
- 強い眠気がくる
- 付き合いが減る
禁煙によるデメリットだと感じやすい、身体的・精神的な変化について1つずつ解説します。
1.体重が増える
禁煙開始から48時間が経過すると、嗅覚・味覚・胃の働きが回復し始めます。ご飯がおいしいと感じるのはメリットともいえますが、食欲が増してついつい食べ過ぎることにより体重が増えるのが一般的です。
禁煙後2~3kgの体重増加はあまり気にせず禁煙を優先させ、禁煙継続に合わせて食事量に注意しましょう。
2.タバコで気分転換を図れない
禁煙をすると、元々タバコ休憩等で割いていた時間が手持ち無沙汰になります。タバコを吸うことが趣味のような楽しみになっている場合、禁煙によりタバコの時間を失うのはつらいと感じるかもしれません。
しかしながら、タバコには百害あって一利なしです。タバコがなければ気分転換できない、というのは思い込みにすぎません。タバコ以外の気分転換方法を考えてみましょう。
禁煙することでできた時間や浮いたお金で、新しい趣味を探してみてはいかがでしょうか。
3.離脱症状がつらい
禁煙を開始すると必ず起こるのが、ニコチン切れによる離脱症状です。離脱症状とは血中のニコチン濃度の低下により出現する、「タバコを吸いたい」「イライラする」「集中困難」などの不快症状を指します。
離脱症状は、禁煙開始から2~3日目がピークに達し、多くの人はこの段階で断念するといわれています。
4.禁煙に失敗すると自信を失う
禁煙が難しいのは、本人の意思が弱いからではなく、多くの場合「ニコチン依存症」という病気が原因です。ニコチン依存は麻薬(ヘロイン・コカインなど)と同等レベルの強さといわれています。禁煙開始から2~3日目におとずれる離脱症状のピークを超えられず、つい1本吸ってしまって喫煙生活に逆戻りするパターンは少なくありません。
禁煙に成功すると「つらい症状を乗り越えられた」「タバコをやめられた」という自信になる反面、失敗すると自信を失ってしまうおそれがあります。正しい知識を身に付けて、自力で禁煙するのが難しいと感じたら禁煙外来を受診するのも1つの方法です。
5.強い眠気がくる
禁煙を開始すると強い眠気に襲われることがあります。これは、それまで脳を覚醒させていたニコチンが不足することで起こる症状です。
一般的に、眠気のピークは禁煙開始から4日目にくるといわれており、症状が軽減するまでは思い切って仕事を休んだり運転を控えたりするなどの工夫が必要です。
6.付き合いが減る
タバコ休憩や飲み会の席などで、タバコを介してコミュニケーションを取っていた場合、禁煙をすることで誘いを断る場面が出てきます。付き合いが減ることにストレスを感じることがあるかもしれません。
しかし、禁煙を決意したからには、タバコを吸いたくなる場所には行かないのが得策です。タバコを介して構築された関係性には、少なからず影響が出ることを理解した上で、禁煙に取り組みましょう。
禁煙によるデメリット

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社が行ったアンケートによると、「禁煙中、1番つらかったこと」には以下のような項目が挙げられていました。
- タバコが吸いたかった
- タバコ以外での気分転換ができなかった
- タバコ休憩がなかった
- ご飯を食べるようになった(太った)
- タバコでのコミュニケーションが減った
- 周囲に吸っている人がいた時の誘惑
- その他
- 答えたくない
「ご飯を食べるようになった(太った)」が全体の20.4%と最も多く、禁煙により食欲が増し、太ることがつらいと感じる人が一定数いることがわかります。
つづいて「タバコが吸いたかった」が20.2%となっており、ニコチンの離脱症状の強さがうかがわれます。
参考:たばこに関するアンケート調査~禁煙に「成功した人」「断念した人」の本音調査~
禁煙によるメリット
それでは、禁煙によるメリットについてもみていきましょう。禁煙をすると体重が増えたり離脱症状がつらかったりと、デメリットしかないように感じるかもしれません。しかし健康に目を向けると、禁煙はできるだけ早く始めたほうがよいのが現実です。
ここでは、「身体のメリット」「周囲のメリット」「人生のメリット」についてそれぞれ解説します。
身体のメリット
身体のメリットは以下の通りです。
- 病気のリスクが下がる
- 息切れしにくくなる
- ご飯がおいしくなる
- よく眠れるようになる
禁煙をすることで、開始後24時間で心臓発作のリスクが低下する傾向があります。その他、呼吸器症状(咳・痰)が緩和されて、インフルエンザなどの呼吸器感染症にかかるリスクも軽減する可能性もあります。
また、味覚や嗅覚の改善により食事をおいしいと感じやすくなる点や、睡眠の質が良くなってよく眠れるようになる人も多いのも大きなメリットです。
周囲のメリット
つづいて、周囲へのメリットについてみていきましょう。
- 受動喫煙のリスクがなくなる
- タバコ臭さがなくなる
- 部屋が汚れなくなる
- タバコの火による子どものケガ・誤飲の心配がなくなる
まずタバコを吸わないことで、受動喫煙のリスクが0になります。加えてタバコ臭さや部屋が汚れることがなくなれば、周囲の人への後ろめたさもなくなり堂々としていられます。
お子さんがいるご家庭では、タバコにまつわる子どものケガや誤飲のリスクがなくなるため、家族やパートナーに喜ばれることでしょう。
人生のメリット
さいごに人生のメリットについてみていきましょう。
- 喫煙場所を探す必要がない
- 禁煙場所やタバコを吸えない場面で我慢しなくてよくなる
- 自由に使える時間が増える
- たばこ代がかからなくなる
タバコを吸うと、ニコチンの作用で頭がスッキリしたりリラクゼーション効果が得られたりします。しかしタバコを吸うために喫煙場所を探したり、タバコを吸えないことにストレスを感じたりすることで、大切な時間を消費してしまっているのです。
禁煙をすることで、タバコを吸うことに使っていた時間を有効活用でき、かつ、タバコ代を別のことに使うこともできるでしょう。
禁煙を成功させるには?

禁煙のデメリットを把握したうえで決意が固まったら、禁煙を成功させるための準備を始めましょう。禁煙を継続するには、まずニコチン切れによる離脱症状を乗り切らなければなりません。禁煙の離脱症状の経過を把握し、どのように乗り切るのかを考えてみましょう。
離脱症状を乗り切るには、「タバコを吸いたい」と感じた時に、その時間をやり過ごさなければなりません。
離脱症状の対処法
離脱症状の対処法は以下の通りです。
- 冷たい水や熱いお茶を飲む
- ガムや飴を口に入れる
- 電子タバコを吸う
- ひたすら寝る
- 深呼吸をする
- 軽い運動をする
口寂しさを紛らわすために、飲み物や食べ物を口にするのは1つの方法です。また、近年人気が高まっている電子タバコを取り入れてみるのもよいでしょう。
電子タバコ初心者の方には、手入れも比較的簡単で、初回限定のお得な価格で購入できるNONICO(ノニコ)がおすすめです。
加えて、眠気に対しては割り切って寝ることや、身体を動かすのが効果的です。「タバコを吸いたい」と感じるのは長くて5分といわれているため、5分を乗り切る方法をいくつか準備して、禁煙に臨みましょう。
禁煙によるデメリットについてまとめ
今回は禁煙によるデメリットについて解説しました。禁煙をすると「体重が増える」「楽しみがなくなる」といったデメリットを感じるかもしれませんが、健康面や近しい人との関係性を考慮すると、メリットが多いのが現実です。
また、禁煙には離脱症状が伴うため、乗り切る方法を準備してから臨むのが禁煙成功への近道です。禁煙によるデメリットについて理解した上で、「まずは半日」から禁煙に取り組んでみてはいかがでしょうか。

