愛煙家にとって禁煙は非常につらい決意であるといえるでしょう。
しかし禁煙に成功すれば、健康面だけでなく、たばこ代節約による経済面でもメリットをもたらします。
禁煙は2年目あたりが成功に向けた正念場ともいわれますが、この間に見られる様々な変化について説明します。
禁煙を始める理由

厚生労働省が発信する健康情報サイト「e-ヘルスネット」によれば、長年にわたって喫煙習慣があったとしても、禁煙するのに遅すぎることはないとしています。
根拠となるのは、1990年に出版されたアメリカの公衆衛生長官の報告書で、それによると、禁煙とは「性別・年齢・喫煙による病気の有無を問わず、すべての人々に大きくかつ迅速な健康改善をもたらす」効果があるものとされているのです。
そもそもタバコには、約4000種類以上の化学物質が含まれ、そのうち200種類以上の有害物質が含まれているとされます。
喫煙が体に悪いのは、ニコチン・一酸化炭素が循環器疾患に大きなダメージを与え、脂質異常症を促進させる要因にもなっているからです。
ニコチンは交感神経を刺激して血管を収縮させ血流を阻害させるほか、血圧を上げて心臓に負担を掛けます。
タバコの一酸化炭素は、体内で赤血球と結合して酸素不足の状態に陥らせます。
そうなると心拍数が増して血管は収縮、血圧の上昇を招くのです。
さらに喫煙は善玉のHDLコレステロールを減らして悪玉のLDLコレステロールを増やします。
増えたLDLコレステロールは行き場をなくし、血管の壁に沈着して血流を滞らせ、動脈硬化を引き起こす原因にもなるのです。
参照:国立循環器病研究センター
禁煙2年目に起こる変化
喫煙者が禁煙を開始すると、ニコチンや一酸化炭素などによる各種の影響が時間の経過に伴って減少していくために、体に一定の変化が生じ始めます。
まず禁煙20分後は、体が喫煙のダメージから回復し始める時間帯です。
血圧や脈拍が正常に戻り手足の温度も上がります。
一方でイライラや集中力の低下などの禁断症状が出始めるのもこの時間帯です。
8時間経つと血中の一酸化炭素が減って酸素が増え、呼吸が楽に感じるようになるでしょう。
しかし禁断症状は強まり、禁煙に挫折する最初の関門としても知られる時間帯です。
24時間経つと喫煙による心臓発作の危険性が低下しますが、禁煙による離脱症状がピークの入り口に差し掛かる段階でもあります。
禁煙から数日たつと味覚や嗅覚が戻り始め、食事がおいしくなって体重増加も実感するようになるでしょう。
禁煙後、1ヶ月から9ヶ月たつと喫煙時に見られた咳やゼイゼイした息遣いが改善します。
気道がきれいになり感染症にかかりにくくなって罹患リスクも減少するでしょう。
禁煙の第一段階がクリアできたといえる時期です。
軽度や中等度の慢性閉塞性肺疾患のある人に肺機能の改善が認められるのは、禁煙開始の約1年後です。
そして2年たつと、冠動脈の閉塞によって血流障害を引き起こす虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが約3分の1にまで減少していきます。
ただしつい油断して喫煙してしまう恐れがあるのもこの時期なので注意しなくてはなりません。
禁煙を2年続けるメリット
ここでは、禁煙を2年続けることのメリットについて詳しく解説していきます。
顔色や胃の調子が良くなる
喫煙すると顔色が悪くなることがありますが、これはタバコに含まれるニコチンや一酸化炭素が血管を収縮させ、血行を悪くするためにくすんで見えるからです。
禁煙を続けると次第に血行が改善され、約2週間後あたりから顔色が明るくなります。
肌のハリやツヤ、透明感などが戻ってくるのもこの頃で、女性の場合は化粧ノリも良くなるでしょう。
また、禁煙は胃にもいい影響があります。
というのも、喫煙は胃の粘膜を荒らして胃がんや胃潰瘍などのリスク要因にもつながるダメージを与えかねないからです。
禁煙することで胃の粘膜が修復され、結果的に胃の調子の改善にも結び付いてくるでしょう。
目覚めがさわやかになる
喫煙は睡眠の質の低下を招きます。
これはタバコに含まれるニコチンが交感神経を刺激し、心拍数や血圧を上げてしまうためです。
禁煙をすると交感神経の活動が抑制され、睡眠の質が向上するでしょう。
また喫煙しているときには朝起きたときに痰が絡んでくることがありますが、禁煙をすると痰の量が減り、さわやかに目覚められるようになります。
家族からの評価が変わる
喫煙は自分の健康を損なうだけでなく、家族の健康にも悪影響を及ぼします。
それが受動喫煙というもので、自分の意志に関係なく周囲の喫煙者が出す煙を知らず知らずのうちに吸い込んでしまう健康被害のことをさします。
受動喫煙の害悪は喫煙者本人への悪影響をも上回るとされており、問題は非常に深刻です。
禁煙することで、周りの人は受動喫煙のリスクがなくなります。
さらにタバコのにおいが家族の髪の毛や衣服についたりすることを非難されることもなくなり、家族のことをしっかり考えてくれるようになったといった高評価につながることが期待できるでしょう。
お金が貯まる
タバコはすでにひと箱500円を超え、600円に突入する時代も視野に入ってきました。
1日ひと箱を吸い続けるとして、2年間でタバコ代だけで438,000円かかってしまうことになります。
禁煙すればこの金額がすべて節約でき、貯金に回すことができるでしょう。
諸物価が高騰している折、この金額は決して小さな額ではありません。
禁煙は確実に蓄財につながるという大きなメリットをもたらします。
禁煙成功者の体験談

ネット上には、ニコチンのつらい禁断症状に打ち勝って禁煙を成功させた人の体験談がアップされています。
その中で特に多く見られる方法には、「意志力」「禁煙パイプを使った」「禁煙アプリを使った」「禁煙外来に通った」といったものがありました。
禁煙を成功させるマインド
意志力では、「タバコは絶対にやめると毎日唱え続けた」という内容が多く、自己暗示にかけてつらさを乗り切るという方法が有効だとされているようです。
禁煙パイプでは、「とにかく口寂しいのでタバコに変わる何かをくわえていたかった」という願望をかなえるツールとして支持されている様子がうかがえます。
ニコチンの刺激はないものの好みに合わせてテイストを選べる点が長続きのポイントといえそうです。
また、一気にニコチンを断つのではなく、徐々にニコチン量を少なくしていくタイプの離煙パイプも高い支持を集めています。
便利な禁煙アプリ
禁煙アプリでは、「自分一人では絶対に挫折するので、仲間が欲しかった」「誰かや何かの助けをもらいながら続けることで禁煙を成功させることができた」という声が多く聞かれます。
スマートフォンを使った禁煙アプリには、仲間と一緒にリアルタイムで励まし合いながら頑張るものや、目標を設定してアプリに管理してもらうもの、禁煙することで自分がどれだけ健康になったのかを確認できるものなど様々なタイプがあるので、自分の関心やモチベーションに合わせて選べるのが支持されているポイントです。
禁煙外来
禁煙外来は、専門医の元で薬物療法や行動療法を行って禁煙を成功させる方法です。
禁煙外来では「これまで何度も禁煙を試みたけれどどれも失敗した。こうなるともう病気だから医者の元で直すしかないと思った」といった内容の体験談が多く見られます。
薬物療法では、ニコチン依存から脱却するためのニコチン代替療法が用いられたり、行動療法では、ストレス管理や睡眠の質向上といった普段の生活へのアドバイスを行ったりしながら禁煙成功に結び付けていきます。
禁煙を2年以上続ける方法
禁煙で最も難しいのは、一度禁煙してもまた吸ってしまうという挫折の問題です。
せっかく努力して禁煙習慣から脱出できたとしても、たとえば飲み会でのたった一度の誘惑で元に戻ったり、普段の生活の中で、1本ぐらいいいかという気の緩みで元に戻ってしまったりすることがあります。
禁煙を2年以上続けようと思ったら、次にあげる2つの方法を試してみましょう。
家族の協力を得る
禁煙は一人ではなかなか続きません。
継続させるためには周囲の目が必要です。
その代表的なものが家族の協力になります。
自分の健康のためにも、家族に迷惑をかけないためにも、禁煙について厳しく注意してくれるよう家族に頼んでおきましょう。
そうすれば禁煙が孤独な戦いではなくなります。
「自分の禁煙がみんなの幸せになる」という思いが最も意志を強くしてくれるはずです。
電子タバコ「NONICO」を新しい習慣にする

どうしても吸いたいという気持ちが克服できない、という喫煙者は、タバコではなく電子タバコにシフトするのも良いでしょう。
電子タバコは通常のタバコと異なり、ニコチンやタールといった体に害を起こしやすい化学物質を含んでいないため安心して使用できます。
たとえば電子タバコの「NONICO」はタバコ臭が一切なく、それでいてタバコに負けない吸いごたえを味わえます。
フレーバーも複数から選ぶことができ、カートリッジ式でメンテナンスの手間もありません。
周囲にも迷惑が掛からないので、電子タバコをタバコに代わる新習慣にするのはとてもおすすめです。
禁煙を2年継続したら成功は近い!
禁煙は自分と家族の健康を守り、タバコ代の節約による経済効果という面でもメリットをもたらします。
禁煙開始から2年間は特に健康面での変化が実感できる時期であり、禁煙が成功するかどうかの山場でもあります。
禁煙は継続できてこそ初めて成功といえます。
タバコの健康被害は本気で断ちたい、でも禁煙を継続させる自信もないという人には、電子タバコNONICOも一つの選択肢といえるでしょう。

